熊野神社(下諏訪町)概要: 熊野神社は長野県諏訪郡下諏訪町社に鎮座しています。熊野神社の創建年は不詳ですが東山田村は古くから修験道が盛んだった地域で産土神として勧請されたことが始まりと伝えられています。現在の熊野神社本殿は安永8年(1779)に建てられたもので棟梁は大隈流柴宮長左衛門、一間社流造、平入、向唐破風付、こけら葺き(鉄板覆い)、間口1.97m、奥行1.56m、細部には精細な彫刻が施されています。熊野神社本殿は軒札から建築年代や棟梁が明確で、当時の神社本殿建築の遺構として貴重な事から昭和46年(1971)に下諏訪町指定有形文化財に指定されています。拝殿は木造平屋建て、切妻、平入、銅板葺き、桁行2間、正面1間軒唐破風向拝付き。
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