山崎歯科医院(松本市)概要: 山崎歯科医院は明治21年(1888)に建てられた建物です。煉瓦造2階建て(イギリス積み)、寄棟、桟瓦葺き、建築面積86u、開口部上部はアーチ状になっています。軒下と階の繋ぎ目が蛇腹風の意匠を施し、建物正面の窓台を大きく張り出し煉瓦の調子を変え、腰壁の煉瓦の色彩を異なる色を採用する事で建物を立体的に見せています。棟木に墨書が残されており、建築は丸山善太郎、大工は飯田重吉、煉瓦積は酒井為吉が担当しています。山崎歯科医院は小規模ながら明治初期の煉瓦造の建物のとして大変貴重な存在で当時の個人所有の建物としても珍しく、登録基準を満たしている事kら平成8年(1996)に国登録有形文化財に指定されています。※−平成23年(2011)の大地震により被災し、平成24年(2012)に解体されています。
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