高橋家住宅(松本市)概要: 高橋家住宅は長野県松本市開智2丁目に屋敷を構えている古民家です。この建物は高橋家がこの地に移り住んだ享保11年(1726)以前から建てられていた武家屋敷で建物の特徴などから江戸時代中期に建てられたものと推定されています。武家屋敷としては長野県内最古級のもとして大変貴重な存在で、当時の武士の生活を知る重要な文化財です。高橋家住宅は木造平屋建て、切妻、柿葺き、石置屋根で平面は田の字型、"いま"、"おくのま"、"つぎのま"、"ざしき"の4部屋があります。一般的な座敷型の武家屋敷とは異なり、建物は道路側に面していて敷地も間口約13m、奥行き47mと細長い敷地で平面構成も玄関や座敷、取次ぎの間など格式の高い空間がある一方で農家建築で見られる田の字型の平面構成をしています。高橋家住宅は江戸時代中期に建てられた松本藩中級武家屋敷の遺構として貴重な事から昭和44年(1969)に松本市重要文化財に指定されています。現在は一般公開されています。
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-松本市教育委員会
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