大音寺跡(浅間温泉)概要: 大音寺の創建は不詳ですが当初は天台宗の寺院で寺運が隆盛し境内には七堂伽藍が建ち並ぶ大寺として周辺地域に大きな影響力があったと伝えられています。詳細は不詳ですが近くには七塔や塔ノ入など当時の境内かその関係寺院跡とも思える地名も存在しています。その後、衰退しましたが真観寺の末寺として再興し真言宗に改宗、延享4年(1747)に成立した松本三十三番札所の29番に選定されました。、明治元年(1868)に廃寺になった為、多くの堂宇が解体され、跡地には享保7年(1722)、享保15年(1730)、文化3年(1806)に建立された六地蔵や、文化15年(1818)に建立された梵字光明真言供養塔、寛政5年(1793)に建立された廻国供養塔、天保9年(1838)に建立された岩田正訓筆塚などの石仏、石碑等があり当時の名残が見られます。
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