芭蕉句碑(浅間温泉)概要: この句碑は天保11年(1844)に真観寺の境内に建立されたものですが大正6年(1911)に浅間公園を整備した際この地に移されました。句碑には「笈の小文」の中から松尾芭蕉が元禄元年(1688)に詠んだ「 春雨の木下につとふ雫かな はせを」が刻み込まれています。笈の小文は芭蕉は父親の三十三回忌法要の為、貞享4年(1687)に江戸深川を出発し故郷である伊賀上野に戻り伊勢や大和、紀伊、須磨、明石などの遊覧し終えた翌年元禄元年(1688)までで詠まれた句がまとめられています。発刊は宝永6年(1709)、既に芭蕉が死去していた事から大津(現在の滋賀県大津市※芭蕉は元禄7年:1694年に大阪御堂筋にあった花屋仁左衛門方で死去、享年50年、亡骸は大津の義仲寺に葬られた。)出身の門人川井乙州によって行われました。
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