毘沙門天(渋温泉)概要: 渋温泉の中では創業が一番古く、江戸時代には松代藩(長野県長野市松代町)藩主真田家の本陣を勤めたつばたや旅館の守護神として創建されました。創建年は不詳ですが文政12年(1819)に製作された古地図にも毘沙門天が記されており、それ以前から祀られていたと思われます。現在の御堂は昭和6年(1931)に改築されたもので入母屋、銅板葺、妻入、桁行1間、梁間2間、内部には七福神の1人で福徳と繁栄を与え北方を守護するという毘沙門天が祀られています。毘沙門天は持国天、増長天、広目天と共に四天王に数えられますが、四天王として祀られている場合は多聞天として呼ばれ、単独で祀られている場合は毘沙門天と呼ばれる事が多いとされます。御姿は一般的には甲冑を纏った武者姿で宝塔を持ち、邪気を踏みつけているそうです(渋温泉の場合は不勉強の為不詳)。
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