諏訪藩(高島藩)概要: 天正18年(1590)日根野高吉が3万石で入封して諏訪高島藩(現在の諏訪湖周辺)を立藩したのが始まりとされます。慶長6年(1601)2代吉明の代で壬生藩に移封となり、代わって諏訪頼水が2万7千石で入封します。諏訪氏は古くから諏訪神社の神官である大祝を勤めた家柄で、諏訪地方一帯を治めてきていましたが天文11年(1542)、宗家である諏訪頼重は武田信玄の策謀により切腹となり断絶します。諏訪頼重の従兄弟とされる諏訪頼忠は神官として生きながらえ、本能寺の変後に独立しその後徳川家康に従うようになります。後継である頼水の代に関ヶ原の合戦の功で旧領諏訪領に復権し、以後、10代諏訪氏が藩主を世襲し明治維新を迎えます。幕末に和田峠で水戸藩の天狗党討伐を松本藩と共に行い敗退、戊辰戦争では官軍の先鋒部隊とされる赤報隊を追分で撃退しています。
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諏訪藩(高島藩)歴代領主
| 藩主名 | 藩主年間 | 石高 | 備考 |
初代 | 日根野高吉 | 1590〜1600 | 3万石 | |
2代 | 日根野吉明 | 1600〜1601 | 3万石 | |
初代 | 諏訪頼水 | 1601〜1640 | 2.7万石 | |
2代 | 諏訪忠恒 | 1640〜1657 | 3.2万石 | |
3代 | 諏訪忠晴 | 1657〜1695 | 3万石 | |
4代 | 諏訪忠虎 | 1695〜1731 | 3万石 | |
5代 | 諏訪忠林 | 1731〜1763 | 3万石 | |
6代 | 諏訪忠厚 | 1763〜1781 | 3万石 | |
7代 | 諏訪忠粛 | 1781〜1816 | 3万石 | |
8代 | 諏訪忠恕 | 1816〜1840 | 3万石 | |
9代 | 諏訪忠誠 | 1840〜1868 | 3万石 | |
10代 | 諏訪忠礼 | 1868〜1871 | 3万石 | |
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