庚申塔(野沢温泉)概要: 野沢温泉の中心部付近にある庚申塔。この庚申塔の由来等は不詳ですが、野沢温泉でも庚申信仰が盛んだったと思われます。一般的に庚申信仰とは人間の悪行を三尸虫が天帝に教えるのを防ぐ為に行う民間信仰で、三尸虫は人間が寝ている間に腹の中から出てて来ると信じられた為、三尸虫が腹の中から出てくる日に人々が集まり夜を通して念仏を唱え三尸虫を抑える風習が全国で広がりました。庚申塔は3年18回毎に建立されるのが一般的だったようで、同じ場所に各年代の庚申塔が建立されますが、野沢温泉の庚申塔は巨大な石に文字が刻まれているもの1つです(地域によって大きさはまちまちですが比較的小規模で3猿や猿田彦神、青面金剛なども彫られます。※三尸虫に悪行を知られない為に「見ざる・聞かざる・言わざる」の3猿が彫られたとも。庚申信仰における神道の主尊は猿田彦神。庚申信仰における仏教の本尊は青面金剛)。
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